auひかりの工事を徹底解説!穴をあける可能性は!?
ツイート
KDDI提供の光回線「auひかり」は、最近導入する人が徐々に増えている、人気上昇中の回線です。
auひかりを導入したい!とは思うものの、光回線って工事があったりして「なんだかめんどくさいなぁ~」と感じますよね。
「工事費はいくらなんだろう」、「工事の時間はどれくらいかかるんだろう」など不安も尽きません。
そこで、今回はauひかりの工事について、マンション・戸建てごとにまとめてみたので、参考にしてみてください。
目次
auひかりは工事不要なのか?
まずは、auひかりの工事の有無からです。
基本的にauひかりを利用するには、マンション・戸建てに関わらず原則工事が必要になります。
これまで光回線を導入したことがない人はもちろん、別の光回線からauひかりに乗り換えたりする場合も、同様の回線は使えないので、再度工事が必要です。
では、auひかり導入済のマンションに住んでいて、前の入居者がauひかりを利用していた場合でも再度工事をしなければいけないのでしょうか?
この場合でも「工事は必要」で、新規申込の場合と同じ工事費用を支払う必要があります。
光回線の設備が整っていても、割引等は利かないということですね。
auひかりの工事をマンション(アパート)、戸建てごとに徹底解説
それでは次にauひかりの工事費用と内容について、マンション・戸建てごとに解説していきます。
auひかり(マンションタイプ)
工事費用
まずは、工事費用についてです。
auひかりマンションタイプの工事費用は工事内容によっても若干異なりますが、標準的な工事料金は30,000円です。
ただし、KDDIは現在「auひかりマンションを申し込むと工事費全額が無料になるキャンペーン」を実施しているため、工事費は実質無料となっています。
しかし、ここで1点注意しないといけないことがあります。
それは所定期間内に解約すると、工事費の残債を支払う必要が出てくる点です。
どういうことかと言いますと、工事費無料キャンペーンが適用されると、24回の分割払いという形で毎月1,250円の工事費が請求されるのですが、同時に1,250円の割引も実施されるため、毎月の支払額は0円になります。
しかし、24ヶ月以内に解約をした場合、途中で割引もストップしてしまうため、工事費の残債は解約後に支払わなければいけません。
(例)4ヶ月目に解約をした場合
- マンションタイプの工事費:30,000円
- 3ヶ月目までに支払った工事費:3,750円
4ヶ月目で解約した場合に支払う工事費残債:26,250円(30,000円-3,750円)
工事費が無料だからといって24ヶ月以内に解約してしまうと、結局工事費残債分を支払うハメになるので、この点はしっかりと覚えておいてください。
引越しをした場合の工事費や解約金
では仮に、工事費を完済するまえに引っ越しをして、引越し先でもそのままauひかりを利用したい場合、引越し元の工事費残債や解約金、引越し先の工事費用はどうなるのでしょうか?
引越し先(マンション)でもauひかりを利用する場合にかかる費用
引越し先でも引き続きauひかりを利用する場合、解約金9,500円は発生しません。
また、引越し元の工事費残債に関しても、引越し先の回線利用料金から減額もしくは償還という形がとられるため実質無料になります。
工事費用に関しては、再度引越し先の回線工事をする必要があるので建物タイプに応じた工事費を最初から払い直す必要がありますが、こちらも工事費無料キャンペーンを再度適用できるので、引越し先で24ヶ月利用すれば実質支払額は0円です。
工事内容
マンションタイプで行われる工事は、主に以下の2点です。
(VDSL方式の工事方法)
出典:KDDI
- 共用部分から各部屋に光ファイバーを引きこむ作業
- 各部屋に光コンセントを設置する作業
工事のほとんどは部屋の外で行う(1)の工事です。
(1)の工事の所要時間は2時間ほどですが、部屋外での作業のため基本的に立ち会いの必要はありません。
それに対して、(2)の工事は部屋内での作業のため立ち合いが必要になります。
ただし、こちらの作業はコンセントを設置するだけの簡単な工事のため、作業時間は(1)よりも短くなります。
光回線の工事と言うと壁に穴をあけたりするイメージがありますが、マンションタイプの場合はそういったことはほとんどなく、戸建よりも短い時間で工事が完了します。
auひかり(戸建てタイプ)
続いて、戸建てタイプの工事について見ていきます。
工事費用
戸建てタイプの工事費用は、マンションタイプよりも高い37,500円です。
戸建てタイプでは、月額500円のひかり電話に同時加入することで工事費が実質無料になるキャンペーンが実施されています。
ただし、マンションタイプと同様、所定期間内に解約をすると毎月の工事費分割割引が消滅し、工事費の残債分を支払う必要がでてくるので注意が必要です。
マンションタイプは「24ヶ月」でしたが、戸建てタイプでは工事費が高い分、所定期間も長い「30ヶ月」となっています。
工事内容
戸建てタイプの回線工事は、以下のような手順で行われます。
出典:KDDI
- 最寄りの電柱から、建物壁面まで光ケーブルを引きこむ
- 引き留め用の金具を使い、建物壁面に光ケーブルを固定
- 光ケーブルを宅内に引きこむ
- 宅内に光コンセントとONUを設置
手順数はマンションタイプよりも増えますが、所要時間は(1)~(4)までで約2時間ほどです。
戸建てタイプの工事における注意点は、光ケーブルを建物外部から内部に引きこむ際、壁に穴をあける可能性があることです。
出典:KDDI
基本的にはエアコンのダクトや電話線の配線を利用しますが、既存の穴を利用できなかったり引きこむ場所を変えたい場合などは、新しい穴を開けなければいけません。
ただし穴開けの際は業者側も必ず確認をするので、「知らない間に穴が開いていた…」なんていうことにはならないので安心してください。
申し込みから開通までの期間、流れを確認しよう!
マンションタイプ・ホームタイプ共に、申込から開通までの流れは以下のようになっています。
- auひかりに申し込む(電話/インターネット/auショップで申込)
- 工事日の決定(電話がかかってきます)
- ネット利用に必要な機器が送られてくる
- 工事施工
- 利用開始
申し込みから利用開始までの期間は、マンションタイプで約2週間、戸建てで約1~2ヶ月です。
ただし引っ越しシーズンの3、4月や転勤が決まる7~10月は回線工事が集中しやすく、通常よりもかなり時間を要することがあるので、できれば上記のような時期をずらして申込むことをおすすめします。
また、工事日程調整をしたいという時は、以下のKDDI開通センターに連絡をしてください。
KDDI開通センター
- 電話番号:0120-925-641 (通話料無料)
- 受付時間:9:00~21:00 (年末・年始( 12/29~1/3 )を除き土日祝も受付)
工事の前までにやっておくべきこと
工事の概要に関してはだいたい掴めたと思うので、次は工事までにしておくべきことについて解説していきます。
工事開始までに、以下の2点を行いましょう。
- 賃貸の場合は光回線の工事許可を取っておく
- ONUの設置場所を決めておく
賃貸の場合は光回線の工事許可を取っておく
先ほども解説したように、光ケーブルを宅内に取り込む際は、場合によっては壁に穴をあけることがあります。
穴の大きさはケーブル1本通るくらいなのであまり目立ちはしませんが、後々トラブルにならないためにも、賃貸に住んでいる方は大家さんや管理会社に事前に工事許可をとっておいてください。
ONUの設置場所を決めておく
意外と忘れがちなのが、ONUの設置場所です。
ONUとは光信号と電気信号の変換を行うもので、光回線を利用する際には必ず設置しなければいけない装置です。
また、ONUはAC100Vの電源が必要なため、設置場所にはあらかじめコンセントがあることも併せて確認しておいてください。
いくつか部屋がある場合は、一番ネットを利用する部屋に設置するのが無難です。
工事のトラブル事例
auひかりの評判を見ていると、工事に関して不満があるユーザーがけっこういます。
どのようなトラブルが起きているのかを把握しておき、自分が同じよう場面に遭遇した時もすぐに対処できるようにしておきましょう。
トラブル事例1.工事が遅い
auひかりの申込をしたのに「工事の連絡がなかなか来ない」、「工事できるのが何カ月も先…」など、なかなか工事が始まらないことがあります。
これに関しては先ほども解説したように、ネット開通工事の繁忙期(3・4月と7~10月)に起こりやすい問題です。
対処法としては、繁忙期の時期をずらして申し込みする以外にないのですが、工事決定までの目安期間を確認しておけば、連絡が来ないことに関して苛立つことも減るでしょう。
- 申し込みからKDDI受付までに2~3日
- 受付から工事可能日の連絡が来るまで2~3週間
- 実際に利用できるのはマンションタイプで約2週間、戸建てで約1~2ヶ月
最低でも上記の期間は見積もっておくべきで、時期によってはそれ以上に時間がかかることもあります。
ただし稀に「いつまで経っても連絡が来ない」、「工事施工日なのに業者が来ない…」などもあるようです。
そのような場合は、すぐにKDDIのサポートセンター(0077-7084)に問い合わせをし、状況を確認してもらいましょう。
トラブル事例2.工事ができないと言われた
「auひかり対応エリアだったけど、工事ができないと言われた…」というケースもたまにあるようです。
これは老朽化したアパートなどによく起こる問題で、配管を通して光ケーブルを引きこむはずが、途中で配管が切れていて開通できなかった…というケースです。
戸建てでは壁に穴を開けるなどすれば開通可能ですが、アパートやマンションで穴を開ける際は大家さんの許可が必要になるので、工事が一時的にストップしたり、最悪利用できないということにもなりかねません。
工事可能かどうかは実際に業者が確認しなければ分からないのですが、比較的古い建物に住んでいる方は事前にサポートセンターに相談しておきましょう。
トラブル事例3.受付時に言われたことと違う
工事申し込みの際はサポートセンターと電話でやりとりをしますが「料金や工事内容に関して言っていたことと違う!」など認識の違いが起きることもあります。
口頭での説明のためどうしても起きてしまいがちな問題ですが、これを防ぐには
- 担当者の名前と電話した日時
- 回答してもらった内容
上記2点をメモしておき、わからないことがあればその都度確認するようにしましょう。
auスマートバリューと工事費無料キャンペーンは併用できるのか?
auひかりを申し込む人の中には、auユーザーなので月々のスマホ代が安くなる「auスマートバリュー」を適用させたいという人もいますよね。
しかしキャンペーンは併用できないことが多いため、工事費無料キャンペーンとauスマートバリューは同時適用できるのか疑問に思っている人も多いと思います。
auの公式HPを見ても詳細が書かれていなかったため、サポートセンターに問い合わせをしたところ、
「auスマートバリューと工事費無料キャンペーンは併用可能」
という回答を得ることができました。
auスマートバリューに加入するとスマホ代の割引がされるだけでなく、ホームゲートウェイ内蔵無線LAN親機も無料レンタルできる(通常は月額500円)ので、auユーザーの方は忘れずに申し込みをしてくださいね。
まとめ
auひかりの工事は面倒に感じますが、ユーザーがやるべきことはさほど多くありません。
- 工事は必ずしなければいけないが、所定期間利用すれば無料
- 工事申し込みは繁忙期をずらし、日程に余裕をもって申し込む
- 工事日の連絡が来ない時はすぐにサポートセンターに連絡
- サポートセンターとのやりとりは、日程等も含めてメモをとっておく
- 賃貸の方は事前に大家さんに工事許可をとる
特に、auひかりは「工事がなかなか始まらない!」という不満が多いため、(2)と(3)は必ず行いましょう。
工事が終われば快適なネット生活を送れるので、ぜひ当記事を参考に申し込みを行ってみてください。

速くて安定していて安くてお得な光回線って結局どこよ?
回線によってはキャッシュバックが最大3万円貰えることもあります!
ちなみに超有名回線のフレッツ光はあんまりおすすめできません。。。
では、どの光回線がおすすめなのかというと・・・
以下のリンク先で徹底的に比較しました!