NURO光をマンションで利用するためには工事が必要??注意点を徹底解説
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最大通信速度が2Gbpsと他社の光回線よりも2倍速いNURO光ですが、マンションに住んでいる方がNURO光を利用する場合にはさまざまな注意点があります。
住んでいるマンションによってはNURO光提供エリア内であっても、利用できない場合があるなど注意点は多岐にわたります。
そこで、今回はマンションでNURO光を利用する場合の注意点をわかりやすく、徹底的に解説していきます。
マンションでNURO光は使えるのか
まず結論から書いてしまうと、マンションでNURO光は「条件付き」で利用する事ができます。
その気になる条件とは何なのか、順を追ってご説明して行きます。
マンションでの利用もOK
マンションでNURO光を使う場合には、2つの契約プランから選択する事になります。
①5階建てマンションまで申し込める「戸建てプラン」
特別な設備が無くても利用でき、マンション住まいで申し込む場合でも比較的簡単に利用する事ができるおすすめプランです。
②8階建て以上のマンションで申し込める「NURO光 for マンション」
3階建て以上であれば、階数に関わらず利用申し込みができるプランです。
マンションプランは自分が住んでいるマンションに、NURO光用の設備が導入されていること、同じマンションで4人以上NURO光を利用している事など、戸建てプランに比べるとキツめな条件があります。
NURO光 for マンションが利用できる条件とは?
6階建て以上のマンションであってもNURO光が利用できるようになる「NURO光 for マンション」ですが、利用するのは簡単ではありません。
実際に利用できるようになるまでに、次のような手順が必要になってきます。
1.住んでいるマンションにNURO光用の設備が導入されている事
フレッツ光やauひかり用の設備が導入されているマンションは全国に数多くあります。
しかし、NURO光forマンションは2015年1月に始まったばかりのサービスで、東京都内でもNURO光用の設備が導入されているマンションはまだまだ少ない状態です。
マンションに設備が導入されて居ない場合、So-netとマンションの管理会社・オーナーの間で協議が行われ、管理会社・オーナー側が設備導入に関して同意し無ければ利用できるようにはなりません。
2.同じマンションで利用希望者が4人以上いること
マンション内で自分だけがNURO光forマンションを利用したいと言っても、利用することはできません。
So-netが「NURO光forマンションは、同じ建物内で4人以上の利用者が居なければ設備を導入しない」と決めているためです。
このような人数制限が設けられている背景には、少ない利用者しか居ないマンションに設備を導入しても、設備投資分の回収が難しく採算が合わないと言う理由があります。
設備が導入されていないマンションでNURO光forマンションを利用したい場合は、近所の人も巻き込んで大勢で申し込むと利用できる確率が上がるかもしれません。
上記のような条件があり、基本的に大きなマンション以外は、ほとんどNURO光戸建てプランに該当します。
「ウチがこれから住もうとしているマンションは、NUROひかり戸建ては対応しているのかしら?」と不安になっているあなたは、「光回線を使いたい!アパートに回線が通ってるか確認する方法とは!?」でNURO光は使えるか否か確認することができます。
3.NURO光用の設備から室内まで光ファイバーを引き込める事
関連:NURO光を開通!工事から開通、キャッシュバックを貰うまでを徹底解説!
マンションで光回線を利用するための配線方式は3つあります。
1) 光配線方式
室内まで全て光ファイバーで配線される方式
2) VDSL方式
共用部までは光ファイバーで配線され、共用部から室内までは電話線を利用する方式
3) LAN配線方式
共用部までは光ファイバーで配線され、共用部から室内までがLANケーブルで配線される方式
2番、3番では光ファイバーではなく銅線を利用しての通信となってしまうため、NURO光では対応していない方式だからです。
2009年以降に建築されたマンションであれば、光配線方式である可能性が高くなります。
2009年は「フレッツ光ネクスト」の高速回線(1Gbps)の提供が始まって1年が経過しており、新築物件を1Gbpsの高速インターネットに対応させるマンションオーナーも多くなっていると予想されるからです。
VDSL方式とLAN配線方式は既に過去の配線方式となっており、新築物件で導入される事は非常にまれです。
そのため、比較的新しいマンションであれば光配線方式である確率が高まるのです。
外壁に穴を空けられる!?NURO光の工事とは
マンションでNURO光を利用する場合に必要な工事にはどんなものがあるのか、確認していきましょう。
戸建てプランで申し込む場合
戸建てプランでNURO光を申し込んだ場合、So-netが行う工事と、NTTが行う工事の2回に分けて実施されます。
1.So-netの宅内工事
NURO光の提供元であるSo-netが行う工事では、建物外壁へ「光キャビネット」を取り付けます。
この光キャビネットから室内のONU(オプティカルネットワークユニット=回線終端装置)の接続までがSo-netの工事範囲です。
外壁に取り付けられる光キャビネットから、ONUまでの間は光ファイバーケーブルで接続されます。
光ファイバーケーブルを室内に引き込むルートは大まかに分けて3つです。
- 既存の電話線用配管に一緒に入れる
- エアコンダクトや換気口などから室内に引き込む
- 外壁に穴をあけて室内に引き込む
電話線用の配管を利用する場合や、エアコンダクト・換気口から光ファイバーを引き込む方法であれば、家屋にキズがつくことはほとんどありません。
(ごく微小なネジ穴は空いてしまいます)
しかし、それらの方法で光ファイバーを引き込めなかった場合、家屋の外壁に穴をあけて、その穴から引き込むことになります。
この時に空けられる穴は直径10ミリ程度の小さな穴ですが、しっかりと防水加工をしなければ、その穴から浸水して外壁が傷んでしまったり、すきま風が入るようになってしまったりします。
殆どの工事業者はしっかりと防水加工をしてくれますので、特別心配する必要はありません。
どうしても不安であれば、穴あけの前に「防水加工をしっかりお願いします」と工事担当者に伝えましょう。
2.NTTの屋外工事
申込者宅の直近の電柱から光ファイバーケーブルを引っ張ってきて、1回目のSo-net工事の際に取り付けられた「光キャビネット」に接続します。
電柱から来た光ファイバーケーブルを家屋に固定するためのフックを設置する事があります。
この際にも小さなビス穴が空けられる事があります。
また、他のサイトでは「工事時間は30分~1時間程度」などと記載されている事が多いですが、近隣の道路状況や天候、光キャビネットが設置されている場所によって工事時間は大幅に変わります。
半日とまでは言わないまでも、かなり長時間の工事になってしまう事もあるため、工事日には他に予定を入れないか、余裕を持った予定を立てるように注意しましょう。
NURO光 for マンションの場合
3階建て以上のマンションで利用できるNURO光 for マンションを申し込んだ場合の工事は、戸建てタイプで申し込んだ場合の工事内容と大きく違います。
マンション内に既にNURO光用の設備が導入されているため、マンション共用部から室内に光ファイバーケーブルを引き込んでONUを設置するだけのため、工事は簡単で短時間で済みます。
まとめ
今回はNURO光をマンションで利用する場合の条件と注意点について、解説してきました。
5階建て以下のマンションで利用できる戸建てプランと、6階建てのマンションに住んでいる方でも申し込めるNURO光forマンションの2種類があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。
みなさんがマンションでNURO光を申し込む時の目安となれれば幸いです。

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