引っ越し時のインターネット解約とその後の契約段取りについて
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引っ越しの際は、元回線の解約と引越し先での新たな回線の契約を段取りよく行うことが大切です。
手続きがしっかりできていないと、知らないところで元回線の月額料金が引かれていたり、引越し先でネットを使えないなど様々な問題が生じます。
この機会に、引越し時のスムーズな回線契約段取りを確認しましょう。
目次
引越し時のネット解約・契約段取りは回線の種類によって異なる
引越し時のインターネット回線解約と新規契約の段取りは、あなたがいま使っている回線の種類によって変わります。
そこで、今回は次の4つのパターンについて見ていきます。
- フレッツ光を解約して、光コラボを契約
- フレッツ光を解約して、独自回線(auひかりやNURO光)を契約
- 光コラボ・独自回線を解約して、別の光コラボや独自回線を契約
- 光コラボもしくは独自回線を解約して、フレッツ光に戻す
フレッツ光を解約して、光コラボを契約
現在フレッツ光を利用していて、引越し先でソフトバンク光やドコモ光といった「光コラボ」を契約する場合、「転用」という手続きが必要になります。
転用の場合は解約と違い、フレッツ光の違約金は発生しません。
ただし、プロバイダの違約金は発生する可能性があるので、事前に確認しておきましょう。
転用の手続方法は以下の3ステップです。
- NTTから「転用承諾番号」を取得する
- 光コラボの転用申し込み
- 元の回線の機器返却・撤去工事、新回線の開通工事
NTTから「転用承諾番号」を取得する
まずはNTTから「転用承諾番号」を取得します。
申込みは、NTTの専用WEBページもしくは電話のどちらかで行います。
この時、契約者本人の確認で以下の4つの項目を聞かれるため、準備しておきましょう。
- フレッツ光のお客さまID(CAF/Lで始まる番号)、ひかり電話の電話番号
- フレッツ光の契約者名
- フレッツ光の利用場所の住所
- 現在の支払い方法
転用承諾番号の有効期限は発行開始日から15日間です。
有効期限内に、次の光コラボの転用手続きを行ってください。
光コラボへの転用手続き
光コラボに申し込む際は、「新規契約」ではなく「転用」の申込みが必要です。
この時に、NTTから取得した「転用承諾番号」を光コラボのプロバイダに伝えるので、番号を手元に用意しておきます。
元の回線の機器返却・撤去工事、新回線の開通工事
フレッツ光で使っていたONUなどの周辺機器をNTTに返送、必要な場合は撤去工事も行います。
賃貸マンションで利用していた場合は、設備を撤去すべきかどうか、大家さんや管理会社に事前に聞いておきましょう。
返送方法に関しては、光コラボに転用申し込みを行った時点で、NTTから引っ越し前の住所に返送用伝票とボックスを送られてくるので、それに入れて送り返します。
機器を返却しないと、解約時に機器実費相当額が請求されるので注意して下さい。
最後に、新しい回線の工事が完了すれば開通です。
開通工事が完了しないとネットを使えるようにならないので、撤去工事日と開通工事日はできるだけ近い日付にすることをおすすめします。
フレッツ光を解約して、独自回線(auひかりやNURO光)を契約
次に、フレッツ光からauひかりやNURO光などの独自回線に変える場合の段取りです。
- 独自回線の新規申し込み
- フレッツ光の解約申請
- 元回線の機器返却・撤去工事、新回線の開通工事
独自回線の新規申し込み
まずは独自回線の申込みを行い、開通工事日まで先に決めてしまいましょう。
auひかりやNURO光といった光回線は人気が高いので、なるべく早めに申し込まないと工事が数カ月先になる可能性もあります。
フレッツ光の解約申請
続いて、フレッツ光とプロバイダの解約申請です。
フレッツ光の解約は、NTTに電話して手続きをします。
この時、「お客さまID」もしくは「光電話の電話番号」が必要になるので手元に用意しておきます。
NTT東日本・西日本:0120-116116(9:00〜17:00、平日・土日祝日対応)
プロバイダの解約は、プロバイダのホームページから、もしくは電話で行います。
フレッツ光だけ解約してもプロバイダは自動解約されないので注意して下さい。
これを忘れると、全く利用しないプロバイダ料金を延々と支払うハメになります…。
また、フレッツ光解約時は違約金が発生しないか、工事費の残債がないかも併せて確認しましょう。
解約翌月には、違約金+工事費残債がまとめて請求されるので注意です。
元回線の機器返却・撤去工事、新回線の開通工事
フレッツ光の解約申請をすると、NTTから返送キットが送られてきます。
返送物は「ONU」「電源アダプタ」「光配線コード」くらいですが、人によって変わる可能性もあるので、説明書を読みながら返却手続きをしましょう。
撤去工事は基本的にしませんが、賃貸住みなどで撤去が必要な場合は、申込時に撤去工事日を指定します。
最後に新回線の開通工事が終われば、完了です。
光コラボ・独自回線を解約して、別の光コラボや独自回線を契約
光コラボから別の光コラボ、もしくは独自回線を契約する段取りは次の通りです。
- 新しい光コラボ、独自回線の申込み
- 現在利用している光コラボ、独自回線の解約申請
- 元回線の機器返却・撤去工事、新回線の開通工事
新しい光コラボ、独自回線の申込み
まずは、新しい光コラボや独自回線の新規申込みを先に行います。
申込みから開通までは最低でも2週間、3月前後の繁忙期では2〜3ヶ月かかることもあるので、余裕をもって申し込みましょう。
現在利用している光コラボ、独自回線の解約申請
現在利用している光コラボや独自回線の解約申請を、各プロバイダの公式ホームページもしくは電話で行います。
この時、途中解約による違約金が発生するか、工事費残債があるのかを確認しましょう。
元回線の機器返却・撤去工事、新回線の開通工事
元回線の機器返却も忘れないで下さい。
NTTから機器をレンタルしている場合は、0120-116116(9:00〜17:00、平日・土日祝日対応)に電話をして返却キットを送付してもらいます。
光コラボや独自回線で機器をレンタルしている場合は、解約申込み後にプロバイダから返送キットが送付されます。
元回線の撤去が必要な場合は、追加費用を払うことで撤去工事を行ってくれます。
最後に、新回線の開通工事が終了すれば完了です。
光コラボもしくは独自回線を解約して、フレッツ光に戻す
最後は、光コラボや独自回線からフレッツ光に戻すパターンです。
フレッツ光から光コラボにする際は「転用」という簡単な手続きで済みましたが、その逆の場合、「転用」はできません。
つまり、現在利用している回線を解約して再度フレッツ光を新規契約する必要があります。
- 再度フレッツ光に新規申し込み
- 現在利用している光コラボ、独自回線の解約申請
- 元回線の機器返却・撤去工事、新回線の開通工事
再度フレッツ光に新規申し込み
まずはフレッツ光に再度新規申し込みをします。
新規申し込みのため、契約事務手数料や工事費も発生します。
工事も行う必要があるので、開通工事日を事前に決めておきましょう。
現在利用している光コラボ、独自回線の解約申請
現在利用している光コラボや独自回線の解約申請を、各プロバイダの公式ホームページもしくは電話で行います。
この時、途中解約による違約金が発生するか、工事費残債があるのかを確認しましょう。
元回線の機器返却・撤去工事、新回線の開通工事
解約申請をすると、プロバイダより返却キットが送られてくるので、ONUなどのレンタル機器を返却します。
元回線の設備撤去が必要な場合は、別途料金を支払い撤去工事をしてもらいます。
最後に、フレッツ光の開通工事が終われば手続きは完了です。
まとめ
引越し時のネット解約とその後の契約段取りのコツは、まず新規回線の申込み手続きを行い、その後に元回線の解約申請を行うことです。
解約手続きはすぐに終わりますが、新規回線の申込みは最低でも2週間ほどの時間を要するので、引っ越しが決まり次第すぐに行うことをおすすめします。
また、解約時は以下の3点も忘れずに確認しましょう。
- 回線とプロバイダの違約金
- 工事費残債分
- 既存の設備は撤去する必要があるか
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速くて安定していて安くてお得な光回線って結局どこよ?
光回線はどれを選ぶかによって速度、安定性、料金、キャッシュバックなどが変わってきます。回線によってはキャッシュバックが最大3万円貰えることもあります!
ちなみに超有名回線のフレッツ光はあんまりおすすめできません。。。
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